「ある特定の分野」で将来食べていきたいと思っている学生さん。同級生はどんどん上達するのに、自分だけ能力が上がらない。頑張りたいと思っているのに、一方で頑張ることはダサいと思ってしまい、結局動けず、他者のように貪欲に技術を上げるために情報収集することもなく、どんどん他者との差が生まれ、自分の能力のなさにみじめな思いをしている、そうした問題を解決したいとのご相談。
そうした現実を映しだしている大本のエネルギーにアクセスすると、
「自分が目指すと特定の分野とは、本来感性を表現するものであり、誰かが確立したものを正解として踏襲するものではない。誰かが確立したものを学べはそれなりにはなるかもしれないけれど、それどまりでしかなく、逆に型にはめられたものになり、抜け出せなくなる危険さえはらんでいる。そんなことも理解しないまま、誰かの意見や技術を鵜呑みにすると、私の貴重な感性が消されてしまう。なかったものとされてしまう。そんなのは耐えられない。だから私は、誰の意見にも耳を貸さないし、誰の技術も取り入れない。」
そのままにお伝えすると、「言われていることがよく分かる。実際自分の中にある。ロボットのように誰かの技術を模倣する感覚がダサいと感じていたのかもしれない。」とのこと。
もう一度、そのエネルギーにアクセスし、ひとしきり話してもらい落ち着いたところで、本当にそのエネルギー(集合意識)が望んいることを聴くと、
「自分の感性を守りつつ、総合的技術力を上げ、表現の幅や深さを増やし、自由自在に自分の感性を表現したい。」
と表現してくれました。
その願いと、現状のギャップを生み出しているエネルギーを表面化させると、契約が複数顕在化され、自分の感性を守り切る力が奪われている(正確には契約によって差し出してしまっている)ようで、契約破棄によりその力を取り戻すことに。
約30分のエネルギー統合の結果、今までは、自分の感性と一般的な技術が「対立」関係だったところから、自分の世界を表現する「仲間や後ろ盾(引き出しの多さ)のような位置づけ」関係に変容。
今までは、先生と言われるような人から指導を受けると、「壊される」「才能を摘まれる」という感覚があったとのこと。
これから先は、自分を感性を表現する「肥やし」として、先人たちの叡智を吸収し、この方の唯一無二の世界をさらに発展させていかれると思います。
この度は、ご依頼ありがとうございました。